八女市食料・農業・農村基本条例

 
(平成17年7月1日施行)
  農業は本市の基幹産業であり、また私たちに食料を供給するだけにとどまらず、国土や環境の保全などさまざまな機能を果たしています。
  しかし近年の都市化や国際化、農産物の輸入自由化、食の多様化などさまざまな情勢の変化により、農業や農村は厳しい環境に置かれています。農家数、農業者数の減少、さらには高齢化、後継者不足、農地面積の減少、自給率低下など多くの問題が生じており、また人々の間では、食の安全性に高い関心が寄せられています。
  これらを受け、市では将来の食料、農業および農村のあるべき姿を求めて「八女市食料・農業・農村基本条例」を施行しました。
  この中では、食料、農業および農村のそれぞれのあり方について基本理念を定め、さらに市や農業者、農業団体の責務、市民や事業者の役割、主要施策、食料・農業・農村政策審議会の設置などを定めています。
 

三つの基本理念

この条例では、食料、農業および農村のそれぞれについての基本理念を第2条で定めています。

  • 食料は・・・安全で安心できる農産物の生産と食料の供給、地産地消、食への理解等の促進が図られること。
  • 農業は・・・優良農地と農業の担い手の確保、収益性の高い農業の経営とその持続的な発展が図られること。
  • 農村は・・・食料生産のみならず、市民生活の場としてあり、多面的な機能を生かせるよう整備、保全されること。

主要施策

(写真)田

基本理念に基づき、推進すべき主要な施策12項目を定めています(第7条)。
(1)消費者が安心して農産物を入手し、食と農への信頼を保つのに必要な産地情報の提供
(2)学校、家庭、社会教育機関および地域社会等と連携して行う地域農産物の生産流 [[66]]通事情の理解促進や、健康的な食生活の推進、食文化の継承
(3)グリーン・ツーリズムによる都市住民との交流や農業体験による農業、農村の理解促進
(4)地域農産物の学校給食への提供
(5)農業生産基盤の整備と優良農 地の確保
(6)農業の担い手の育成と確保
(7)収益性の向上と経営の安定を確保できる農業の仕組みづくり
(8)農業者および農業団体、食品産業の事業者ならびに消費者の連携強化による地域農産物の地域内流通および消費の促進
(9)産学官連携による農業関連技術の研究開発および製品化
(10)農薬および肥料の適正使用、家畜排泄物等有機物資源の有効利用による土づくり等持続性の高い農業生産方式の導入
(11)農業および農村の持つ多面的機能を十分に発揮させるための環境整備
(12)女性農業者の社会的、経済的地位の向上、農業経営および農業政策等の意思決定への参画の促進等、農村における男女共同 参画社会の確立

食料・農業・農村基本計画の 策定

主要施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、安全で安心 できる食料の供給ならびに農業および農村の振興に関する基本的な計画を定めます。また情勢の変化に応じて、必要があればこれを変更します(第8条)。

実施状況の公表

本市の食料、農業および農村の状況ならびに基本計画に基づく施策の実施状況を毎年公表します(第9条)。

食料・農業・農村政策審議会

市に食料・農業・農村政策審議会を置き、市長の諮問に応じて基本計画の策定や実施、変更等に関して調査、審議を行います(第11条)。

それぞれの責務と役割

市、農業者、農業団体、市民、事業者のそれぞれの責務や役割は、次のとおりです。
責務、役割について
市の責務 市は、基本理念に基づき、食料、農業および農村に関する基本的かつ総合的な施策を推進します(第3条)。
農業者
農業団体の責務
農業者および農業団体は、自ら生産する農産物についての情報提供と、安全で安心できる農産物の生産と供給を行います(第4条)。
市民の役割 市民は、食料、農業および農村が市民生活に果たしている役割の重要性についての理解を深め、地域農産物の積極的な消費と健康的で豊かな食生活の推進に努めましょう(第5条)。
事業者の役割 食品産業の事業者は、食料、農業および農村が市民生活に果たしている役割の重要性についての理解を深め、消費者への安全で安心できる食料供給に努めましょう(第6条)。
今後は合併後に食料・農業・農村基本計画の策定を行い、各種事業への取り組みを図っていきますので、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
 

 

お問い合わせ先
農業振興課 農政係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-23-1118
ファックス:0943-23-5411

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